不見斎横物 脚下

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幼名は粂三郎。名は玄室・宗室・石翁と称し、号は不見斎のほか寒翁・洛北閑人などが知られている。
一燈の長男で延享三年の生まれ。亨和元年に56歳で没している。加賀前田家・伊予久松家に仕え、その三男宗什は武者小路千家を継いで、同家六代好々斎となった。この掛物は、数少ない不見斎のものの中で保存状態もよく 遊印に「又隠」の字が見られるのが特徴である。
脚下は看脚下と同意<看脚下>~足下を見よ~ほとんどの禅道場の入口には、「看脚下」と書かれた札がかけられている。表面的に見ればそれは「気を付けて、歩く場所をよく見なさい。」という注意のようであるが、「看脚下」の本当の意味は、毎日の日常生活において肉体的精神的に絶えず注意深くあれ、ということである。
ある僧が覚明禅師(1271~1361)に「禅の真髄は何でしょうか?」と尋ねた時、覚明は言った 「脚下を見よ。」

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